医療脱毛とエステ脱毛の違い
2026/02/21
医療脱毛とエステ脱毛の違い
1. 医療脱毛とは
医療脱毛は、美容皮膚科やクリニックといった医療機関でしか受けられない脱毛方法です。施術を担当するのは医師や看護師など国家資格を持つ専門家で、一般のエステサロンとは根本的に異なる環境で行われます。使用する機器は医療用レーザー脱毛機で、毛根にある発毛組織(毛母細胞・毛乳頭)そのものを熱で破壊することができます。
出力が高いレーザーを使うぶん、効果はしっかり出やすいのが特徴です。一般的には5〜8回、期間にして1年〜1年半ほどで自己処理がほぼ不要になる方が多く、エステ脱毛と比べると少ない回数で完結しやすいと言えます。また医療機関ならではの強みとして、施術中や施術後に肌トラブルが起きた場合も、その場で適切な医療対応を受けられる点があります。肌が敏感な方や、過去にスキンケアで肌荒れを経験したことがある方にとっては、この点が大きな安心感につながるでしょう。
一方で気になるのは、痛みと費用の問題です。レーザーの出力が高いぶん、施術中にチクチクとした刺激や熱感を感じやすく、部位によってはかなり痛みを伴うこともあります。1回あたりの料金もエステ脱毛と比べると高めに設定されているクリニックが多く、トータルコストも相応にかかります。また人気のクリニックでは予約が混み合っていて、希望の日時に取りにくいというケースもあります。
2. エステ脱毛とは
エステ脱毛は、脱毛サロンで受けるIPL脱毛などの光脱毛が主流です。医療行為ではないため、施術を行うのはエステティシャンで、使用する機器の出力も医療レーザーより低く抑えられています。そのため、医療脱毛のように発毛組織を完全に破壊することはできません。毛の成長を抑制しながら少しずつ薄くしていく、というイメージが近いでしょう。
エステ脱毛の大きな魅力は、痛みが比較的少ないことと、料金が手ごろなことです。医療レーザーほどの刺激がないため、痛みに敏感な方でも受けやすく、初めて脱毛に挑戦するという方にとっても心理的なハードルが低いと言えます。また月額制のプランや分割払いに対応しているサロンも多く、費用を抑えながら通いやすいのも特徴のひとつです。
ただし、効果がゆるやかである点と、回数が多くかかる点はしっかり理解しておく必要があります。一般的に12〜18回以上の施術が必要になることが多く、2〜3年かけて通うケースも珍しくありません。さらに、施術をやめると再び毛が生えてくる可能性があるため、長期的なメンテナンスが前提になります。「短期間で確実に終わらせたい」という方にとっては、少し物足りなく感じることもあるかもしれません。
3. 「永久脱毛」について
脱毛を検討していると、「永久脱毛」という言葉をよく見かけます。ただ、この言葉には明確な定義があることを知っておくと、サービスを選ぶ際の判断がしやすくなります。アメリカ電気脱毛協会の定義によると、永久脱毛とは「最後の施術から1か月後の毛の再生率が20%以下」の状態を指します。
医療レーザーはこの基準を満たす可能性があるとされていますが、発毛組織を破壊できないエステ脱毛は、いくら丁寧に施術を重ねても厳密な意味での永久脱毛とは言えません。サロンの広告などで「永久脱毛」という表現を目にした場合は、その定義をきちんと確認しておくことをおすすめします。
4. どちらを選ぶべき?
結論から言うと、早く・確実に脱毛を終わらせたい人には医療脱毛、まず気軽に始めてみたい人にはエステ脱毛が向いています。
医療脱毛は、長期的に自己処理の手間をなくしたい方や、肌トラブルが心配な方、とにかく効果を重視したい方に特に適しています。費用や痛みはある程度覚悟が必要ですが、その分だけ得られる効果と持続性は高いと言えます。
一方エステ脱毛は、痛みが苦手な方や、まずは試しに始めてみたい方、費用を月々の負担として分散させたい方に向いています。即効性より継続しやすさを重視するなら、エステ脱毛は無理なく取り組める選択肢です。
どちらが正解かは人それぞれで、肌質や毛質、ライフスタイル、予算感によっても変わってきます。まずは気になるクリニックやサロンのカウンセリングを受けてみて、自分の希望や生活スタイルに合った方法をじっくり比較検討してみるのがおすすめです。
